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    とっても身近なアイデア?の積み重ね(空間編)
    普段なにげなく暮らしているようでも、ほんのちょっとしたことでガラリと雰囲気が変わる「建築的仕掛け」の世界はまさに創意工夫のアイデア次第です。しかも誰しもが思いつきそうなアイデアでありながら実践できるのは職人芸でして。ここでは窓の高さを変えてみるだけで空間が変わってしまう?妙などなどをご紹介します。


    ■地窓の効用


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    ● 和室に設けた換気用地窓
    古来日本人は地窓と深いお付き合い、「風はタタミを這わせろ」という金言もあります。窓(からの換気)は低い位置に設けて「座して」暮らす日々の住環境が快適なように、タタミが湿気を呼ばないようにとの先人の知恵でした。和室の設計をする場合の大切なセオリーですね。
    さてこの地窓、独特の光を室内に呼び込むことができます。床面に光をあてて部屋全体を間接照明的に包みこむ演出効果が期待できて、好んで玄関ホールなどに用いています。
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    地窓は外観的にも「植栽と絡めて」
    ポイントデザインにもなります。






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    ■トップライト


    転じてトップライト。天窓。これは新しい技術、屋根に設けて雨漏りがしない技術の進歩がもたらした新しい空間を提供してくれています。とにかく明るいんですが使い方を誤るとかえって逆効果のこともあります。眩しいし暑い。
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    瓦屋根にふんだんに設けたトップライト。南面用には遮熱タイプのロールスクリーンを設けて、夏季は光を調整しています。
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    大屋根南面に設けたトップライト。直射日光が入らない位置に設けて、一度壁に光を当てて反射光を「落とす」設計にしています。
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    玄関に設けたトップライト
    とにかく明るい玄関
    トップライトと天井の取り合い
    「すえひろがり」に壁面をつくると部屋がより明るくなります。
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    ● 天井に「フタ」をした例。天井に相当のアクセントができました。

    ■階段は3次元


    1階から2階への垂直動線、普段の暮らしの中で家を3次元で実感できる貴重な場、階段室。
    視覚的変化に富んだ空間でして、毎日のことに上がり降りがおっくう…にならないように、少しばかり遊び心を発揮してみました。
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    ● 階段室見上げ
    勾配にあわせてニッチ 古民家の中2階用に新設
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    吹き抜けをつなぐリビング階段 ● 階段室からリビング上部を見る
    垂直移動をする際に、壁に開口部があったりスリットを切ったりするだけで視覚的に「動き」が感じられて3次元効果抜群。けれど、建築家が好んで取り組んでいるようなお金のかかるカッコいい「手すり」や「段部」のディティール(詳細設計)に凝ったり…はほとんどしませんねぇ。そんなご予算があったら他を充実させたい!と思ってしまいます。
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    玄関側から見える立体感を意図しています。
    単なる壁に見えますが、その向こう側が階段室。
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    ■吹き抜けって?


    平面プランの上では「2階に床がない」だけなのですが、吹き抜けの最大の効果は「ご家族の一体感」とアドバイスさしあげています。空間がつながっていることで、気配がわかるし声が通る。できるだけ平面的には中央に配置して廻りを囲むように諸室を配置してゆきたいところです。この吹き抜け、テーマとしては非常に深いものがある…ので、「思うところ」はブログでアップしていきますね。
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    ご家族の一体感を意図してつくった吹き抜け。1階2階のそれぞれの部屋に面しています。
    面した窓を開けて1〜2階間で会話ができます。
    Copyright 菊池建築事務所 大屋根部分を勾配天井にしてつくった吹き抜け。
    視覚的変化と照明によって空間が豊か。
    もちろん1〜2階の音も視線も風も通ります。
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    これも1種の吹き抜けでしょうか、古民家の改修。
    天井を落として現れた丸太をみせています。トップライトで採光を確保するために設けた…という側面もありますね。
    Copyright 菊池建築事務所 2階の小屋組をみせた例。屋根裏はやり方次第に設計の自由度が高いので間接照明で遊べます。
    Copyright 菊池建築事務所 玄関上部。タタミ2帖ほどの吹き抜けですがずいぶん玄関が広く見えます。玄関はあまり冷暖房に気を使わなくていいので、吹き抜けは作りやすい。


    ■ダイニングテーブル


    Copyright 菊池建築事務所ご家族の「定位置が」(かなり)決まっている場所…ではないでしょうか?ここはお父さんの席、ここはお母さんの席…といった具合に。ご家族団らんの中心基地!とも言える飲食の場所、ダイニング。コミュニケーションの大切な場です。ここはしっかり力を入れてつくりたいところ。

    ★多灯吊りの照明器具
    床面から1m50cmくらいの位置、ダイニングテーブルの真上に複数のペンダント(吊り下げ)照明のご提案をよくしています。照明器具が近くてテーブルが明るい。不思議にお料理が美味しそうに見えます(まずくても美味しそうに見えるの?…とよくツッコミが入ります)。 が、この照明器具の位置を特定するのがなかなか難儀な仕事でして、現場がある程度出来上がった段階でお施主さんに現場にご足労いただいて、実際にレイアウトの想定をお願いしたりしています。
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    「築200年の家」のダイニングテーブルは実は私の設計(椅子は市販品)。家具も設計してます。ゆったりと座れる「限界寸法」を採用しています。

    ★天井は木質系に
    照明は「電球色」という暖色系をオススメしていますが(グルメランプという専用品もあります)、同時にダイニングの天井には木質系の材料を使うことで、より和やかな雰囲気を演出できるようです。

    余談ですが、この多灯吊りペンダント、キッチンから(ダイニングをはさんで)リビングのテレビを見るときに、あまり低すぎると邪魔になります。なので、最後は現場で奥様に設計者、現場担当者に電気屋さんなどなどが顔をそろえて「エイ!」と高さを決めたりしてます。


    ■PCコーナー


    インターネットの出現で、今やパソコンは普段の暮らしに完全に浸透してきた、と言えるのではないでしょうか。しかもプリンターやスピーカー、接続ための周辺機器がどうしても回りに必要ですし、建築的な配慮が必要になってきました。ここでは主にリビングダイニング廻りのご家族で使うPCコーナーをご紹介します。子育て家庭では有害サイトから子供を守る意図もあって、子供部屋にはパソコンを置かない方針の皆様が多いですね。
    Copyright 菊池建築事務所 階段下のスペースにつくったPCコーナー。見かけはカウンターと棚があるだけですが、電気屋さんが大活躍。光ケーブルや宅内LAN、電話の親機にFAXなどなどまさに情報端末の拠点。
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    ダイニングテーブルと一体化させたPCコーナー2例。
    プリンターの位置や大きさなども打ち合わせをしながら決定しています。
    パソコンの背面って配線が結構ごちゃごちゃするので、室内のインテリアとしてイマイチ。 配線を隠すハコ(のようなもの)を大工さんにつくってもらったりして。

    ■TVの位置


    薄型の大型テレビの登場で、とうとうTVは居場所を得ました。設計者にとって悩みのタネだったTVの位置。かつてのブラウン管タイプは奥行きがあって部屋のコーナーに置かれることが多かったのですが、薄くて大きい液晶やプラズマタイプになると、きちんとした「壁面」を用意しておくという「条件」がハッキリして、ある意味設計しやすくなってきました。
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    壁掛けタイプの大型TV。どちらも51インチです。チューナーやDVDとの接続があるのでローボードカウンター背面からTV取付位置まであらかじめ壁の内部に配線用の管を通しています。壁掛けにすると専用の金具が必要なのですが、これが結構お高い。¥15,000〜¥20,000くらい。
    Copyright 菊池建築事務所 同じく壁掛けTV。背面は床材を使って2重壁にしています。好きなところへ配線できるアイデア。
    Copyright 菊池建築事務所 置き家具を設計した例。ナナメの角度は部屋(ダイニング)にあわせたオリジナル。背面がゴミ溜まりにならないようにバック板をつけてみました。
    ちなみに、ブラウン管時代のTVでは「写り込み」という光源が反射してTVが見づらい現象がありましたが、最近のTVは進化して、写り込みをほとんどしません。なので設定する「壁の向き」にはかなり自由度があります。


    ■化粧梁


    室内に堂々と姿を見せてる化粧梁。表面がざらざらして加工をしていない木を荒木(あらき)と言います。カンナをかけて表面処理をしたのが「化粧梁」。この化粧梁をうまく使いこなせるかどうかは実は相当の経験が必要でして、建築士の資格を持っていれば誰でもできるというシロモノではありません。建築士もいろいろでして、鉄筋コンクリート造や鉄骨造専門の建築士にはこの手の設計は難しい。私自身、この世界に入って20年余、木造建築を手がけて10年、なんとか使いこなせるようになったかな?と思う次第で(述懐)。
    余談が過ぎました、さて化粧梁。構造体そのものの力感に溢れてダイナミックです。やっぱり木はイイわ!といつも思う。ほんの数本だけでもデザイン的に用いるだけで立体感の演出に一役買います。
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    ● 構造体に化粧梁を使った例の数々
    Copyright 菊池建築事務所 改修工事の事例。補強のためのヤスメといわれる梁を化粧で見せています。天井を一部凹凸させて照明器具とともにアクセントにしてみました。
    Copyright 菊池建築事務所 完全にお化粧の梁。構造体は鉄筋コンクリートなので、梁は完全にデザインのためだけですが、あると無いとでは大違い(だと思っているのですが)。


    ■建具のはなし


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    建具というやつ、これまた心底奥が深い。深すぎます。家の外観内観(特に内観)の雰囲気と仕上がりを決定的に左右すると言っても過言ではないと思っていまして、そういう意味では照明計画と双璧かな。建具といってもいろいろ、素材が金属製なのか木製なのか、用途は?大きさは?開き勝手は?金物は?ガラスは?…などと追求していくと完全にハマってしまう魅惑のワールドでして、これまたブログの格好のネタになりそうです。
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    「中」のある家のドアのデザイン(一部)表側と裏側

    ※ちなみに「建具」とはアルミサッシュ、スチールやステンレスもしかり、シャッターにドア関係、障子にふすま…出入りや通気換気に採光などなどのための道具の総称です。
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