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    子育てして思うこと
    「住宅の設計」を通じ、お施主さんと接する機会があるにつけ思うこと。生意気なことを言うようですが、設計者は「人並みの人生を送らなければ、良い設計はできないのでは?」ということです。人間なら(日本人なら?)誰しもそうで、子供の頃があり、成長して学校を卒業し、社会人になり、結婚して、子供が生まれて、そうして自分の子供が赤ん坊、可愛い盛り、幼稚園に行くようになり小学校に上がり、中学校に進み、高校受験を経験して・・・。子育て・・・という観点からだけ考えても(私が充分に育児に参加したとはとても言えませんが)その時々の光景や気持ち、目の前でどんな現象が発生するかは実際に経験してみないとわからない。どんな専門書、教科書にも載ってない「実感」がある。極論すれば、独身の設計者には住宅の設計はできないんじゃないか?・・・とさえ思うようになってきました。
    この項では子育て家庭の家づくりのポイントいくつかを、簡単にご紹介します。


    ■子供部屋って?


    「子供は大きくなればなるほど小さくて良い」のが子供部屋の大きさです。中学校高校くらいになると、部屋の機能は「プライバシーの確保」や「学習」と「就寝」…くらいに特化されてきます。なのでスペースはそんなに広くなくてよい。小学校までの子供室の機能はもっぱら「遊び」。我が家もそうだったのですが、小学校時分には男の子は特に「プラレール」やら「トミカ」などという子供向け玩具が部屋を飛び出してどんどんどんどん廊下までレールが伸びて…ぐるぐると列車やミニカーが走り回る(一緒に遊んだのですが)。なので、やっぱり小さいお子さんの部屋は広いほうが良い…のは本当であったか、と実感しました。
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    ● プラレール(タカラトミー公式HPより)
     


    ■プレイルームに


    小学校までのお子さんが夜寝る部屋はご両親の寝室か、もしくはご一緒にどこかの部屋で就寝というご家庭がほとんどですね。中には中学校時まで一緒に寝てた、というご家庭もあります。なので、子供部屋は子供が12歳くらいまでは寝室にならない。宿題も自室でしないご家庭も多い。つまり、プレイルームとしてどのように活用していくか?がポイントとも言えます。まだお子さんが小さくて2人以上いらっしゃるご家庭は(性別も関係しますが)ひとまず大きな部屋をドーンと用意して、将来間仕切りを…と計画しても良いと思います。
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    お子さんは男の子2人の子供室。
    現在はタタミ12畳以上の広さでしっかりプレイルーム。将来間仕切り予定です。
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    子供室一部分を開放した例。
    子供室と多目的スペースを連続させています。
    子供室は壁の1面だけでも板を張っておくといいですね。
    いろんな掲示物や飾りもの用


    ■子供の着替え


    前項で「子供部屋が寝室にならない」理由を述べましたが、であるがゆえに「着替えも自分の部屋でしない」ことが多いようです。学校から帰ってまず「どこで」着替えるか?や、パジャマはどこで着るか?…が計画では実は大きな要素になりまして。子供専用のクロークを1階のタタミコーナー廻りや洗面脱衣、あるいは家事室に隣接して設けたりする解決策が必要でして、これも家事なんですよねぇ。子供の着替えの「仕分け」。
    Copyright 菊池建築事務所 洗面所脇に設けたクローク。
    クロークには勝手口もありまして、子供さんのご帰宅はその勝手口から。
    衣服を汚して帰ってくるんだ、これがまた。
    まず、着替えを「しつけ」ます。
    Copyright 菊池建築事務所 タタミコーナー脇に設けた収納。
    子供さんが小さいときにはこちらに衣類を収納です。



    ■乳幼児のお昼寝


    ほとんど例外なく乳幼児は「お昼寝」しますよね。しかも、短いと30分おきくらいに授乳があるし、ハイハイし始めたりしたら目も離せない。いつ何時何を口にくわえてみるかもわからないし。で、どこで昼寝させるか?…ですが、短いお昼寝の時間に手早く家事を済ませたい!と考える子育てママさんとしては、やっぱり家事の中心となるゾーンやリビングから「見守る」ことができる場所がベストポジション。また、ベビーベッドでお昼寝?するのも短い期間か、むしろお昼寝はベビーベッドを使わないご家庭が多いようですね。
    で、オススメしているのはやっぱり多機能なタタミ(コーナー)。赤ちゃん用の布団は小さくて収納の場所はあまりとらないのですがフローリングやシートの上に敷くと滑る。結構危ないもんです。
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    LDK全てから見えるタタミコーナーでお昼寝。
    おかあさんが近くにいる…と、不思議に子供も安心してお昼寝ができるようです。


    ■ハイハイしはじめると


    とにかく何でも口に入れたがる。いや、ヨダレ垂らしながら入れる(苦笑)。口に入れて雑菌に対する免疫をつけるための本能だそうですが。ところが、これが目の離せないところでして、とにかく床には不潔な物や危ないもの、口に含んで誤って飲み込んでしまう恐れのあるものは置けません。ここでも日常の小さな収納物の管理のためのスペースの重要性を感じるところです。


    ■子育てグッズ


    子育てグッズもなかなか場所をとりますよねぇ。ベビーベッドにベビーカー、着替えにオムツ、哺乳瓶やら搾乳機に乳パット、沐浴槽やら入浴グッズ…。しかもおじいちゃんおばあちゃんにご親族がどんどんオモチャを持ち込んでくるし。(メインで)子育てする「部屋」の収納機能と、その部屋の「将来設計」をあらかじめ設定しておくことが大切です。その将来のほとんどの場合、子供さんが小学校までの間は子供の着替えスペースであったり宿題したりゲームしたり…で活用されているようですね。
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    キッチン脇に設けた多目的スペースには「宿題カウンター」。小学生時分は自室では宿題もしないご家庭が多いようです。きちんとお勉強もできる工夫。

    ■家族の掲示板


    子育て家庭(もちろんそれだけではありませんが)には特にオススメしているのが「家族の掲示板」です。リビングからは直接見えないけれどもキッチンやダイニング回りからは目に付きやすい壁面あたりを壁一面、全面掲示板にしてしまいます。素材はコルクシートやホワイトボードなどですね。なにしろ、子供が幼稚園(保育園)、小学校、中学校…と大きくなれば、必ず学校から「○○便り」などの連絡プリントに「給食の献立表」や「部活の日程表」などなど、それに町内の連絡事項に加えて買い物リスト…が冷蔵庫に磁石でペタペタ状態?ってなご家庭が多いのでは?
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    壁一部分をホワイトボードにした例。
    マグネット式で専用マジックで書いたり消したりも可能です。
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    壁一部に全面コルクシートを貼った例。
    この工夫で「冷蔵庫がキレイ」になります。
    LDKプランですと、リビングから冷蔵庫が見えることがあるので…。


    ■建築的視点で


    「建築的視点」を付加しながら「子育てして思うこと」なので、経験したことを挙げてゆくとキリがありません。またそのうちブログ等で「思うこと」は追記して行こうと思っておりますが、ただ、こればっかは経験しないと絶対にわからない世界ですね。建築的視点からアドバイスをさしあげるに絶対に必要な経験値、やはり住宅の計画は独身者には難しい…と確信するところです。

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